トラブルやお悩みの例

・私のおっぱいは吸わせられるおっぱいなの?

・おっぱいが痛くて硬い(乳頭トラブル、亀裂、乳腺炎など理由ごとに対応します。)

・上手に吸わせられない

・部分的に硬い部分がある

・母乳を飲まなくなってしまった

・ミルクをどれくらい足したらいいの?

・何かおっぱいのトラブルがおきている?(白斑、水疱、硬さ)

・熱が出た!乳腺炎なの?

・卒乳、断乳はどうしたらいいの?

それぞれのお悩みについて

・私のおっぱいは吸わせられるおっぱいなの?
乳頭が突出していない方(陥没している方)は妊娠28週ごろより乳頭を突出させるための処置が必要となります。ただし、処置をしても良いかは医師に確認をしていただく必要があります。また、この処置をしていないと、堤式で対応できないこともありますので、早めにご相談ください。

・おっぱいが痛くて硬い
産後2、3日目、乳房緊満の時期には乳房全体に痛みが出る方がいます。表現として「石のように固くなり辛かった。」「横になるのも辛かった」などの表現があるぐらい、硬くなり痛みも辛くなります。この時期に保冷剤などで冷やすように指導がある場合もありますが、強く冷やしてしまうと、乳腺の伸縮性を損なう危険があり、その後の母乳の分泌不足やトラブルの原因となったりもするため、おすすめしません。冷やしたい場合は水で濡らした水タオルで、気持ち良い程度に冷やすようにしてください。
痛みを少しだけでも楽にする方法として、片腕ずつ、腕の挙げ下げをしていただくと良いです。腕の上げ下げは、いつもは上まで挙がるのに、乳房の張りが強いこの時期は腕が真上までは挙がらないかもしれません。その時は痛みなく挙げられるところまでの腕の挙げ下げをしてみてください。

・上手に吸わせられない
上手に吸わせられない原因として、いくつか紹介すると、赤ちゃんの抱き方の問題、乳頭、乳輪の硬さがある場合、赤ちゃんの舌が出ないの場合などがあります。赤ちゃんの抱き方はいくつか方法がありますが、お母さんの乳房の形などによって、適した方法があります。出産した産院などで適した抱き方を教えてくれると思いますので、相談してみてください。
乳頭、乳輪の硬さは、マッサージによって改善していくことができます。堤式では自己マッサージの仕方を指導させていただき、お母さんが自分で乳頭、乳輪を柔らかくし授乳しやすいように準備し、またトラブルの予防、トラブルの早期発見につなげていきます。
最後に赤ちゃんの舌が出ないというのは、赤ちゃんはおっぱいを飲む時に、舌を使って飲んでいきます。赤ちゃんの舌が上にあがって飲めないなどの時にはしっかり舌を出せるように練習をしていきましょう。

・部分的に硬い部分がある
飲み残しなどが溜まっている可能性があります。なるべく硬い部分でできないように、まんべんなく飲んでもらえるようにしていきましょう。硬い部分がずっと取れない、赤みが出てきた、熱をもってきた、などの場合には乳腺炎の可能性があります。早めに助産院、母乳外来などに相談しましょう。

・母乳を飲まなくなってしまった
母乳の分泌が悪かったりすると、嫌がって吸ってくれなくなったりします。他にも離乳食をたくさん食べられるようになると、赤ちゃんがおっぱいを吸わなくてもいいや、となるかもしれません。どうして飲まないのか原因を考えてみましょう。

・ミルクをどれくらい足したらいい?
混合栄養しているとなかなか難しいですよね。母乳がいくつぐらい飲めていて、足りない分をミルクでどれくらい足したらよいか、助産師と一緒に考えていきましょう。母乳を飲む前後で体重をはかり、ある程度母乳がどの程度飲めているのかがわかります。それを元に体重1kgあたりの必要カロリーなどを考慮し、ミルク量を提案させていただきます。

・水疱(白斑、白いポツッとしたできもの)ができた
浅吸いで乳頭に負担がかかると、水疱ができたりします。痛みがあったら、痛みが引くまでは授乳をお休みし、その間は搾乳してもらい、分泌を維持します。授乳を再開するときには、浅く吸われないように、乳頭乳輪を柔らかくして、乳輪まで深く吸ってもらえるようにしましょう。

・乳腺炎なの?
乳腺炎の症状として、感冒症状はないのに熱が出る、乳房が熱をもっている、赤い部分があるなどがあります。助産院、母乳外来などで手当をしてもらうと良いですが、必要な場合には病院を受診し抗生剤の内服などが必要になる場合があります。助産院などに診てもらうまでの間にできることとしては、水タオルで冷やしましょう。保冷剤等で冷やすと、温度が低すぎるため、乳腺の伸縮性を損ねる可能性があるため冷やしすぎないことが大切です。

・卒乳、断乳はどうしたらいいの?
卒乳は赤ちゃんが自然におっぱいを飲まなくなること、断乳は子供の年齢や離乳食の進み具合、授乳状況などからお母さんが判断することとしています。堤式としては母乳育児の終了はお母さんと赤ちゃんが決めることで、親子に取って一番いい時期を探していくことが大切だとは考えています。しかし相談されることも多いため、一つの目安として、離乳食をきちんと食べることができる1歳頃とお話しすることも多いです。
卒乳は自然と授乳回数が減っていって、卒業ということが多いかと思いますが、断乳の場合、突然授乳をやめると、もちろんすぐに母乳を作ることを身体はやめようとしないので乳房の張りに悩む場合もあります。授乳を突然やめようとせず、助産院などに相談してもらうと良いと思います。やむを得ず、突然断乳をしないといけない場合なども相談に乗れますので、どうぞ利用してみてください。